マーケティング

ヴェブレン効果 ビジネス

どーもどーも石井です。

ヴェブレン効果のビジネス的な使い方です。
商品の価格が高いほど、その商品の価値も高いと認識されて需要が増加す
る現象です。ビジネスでは、高級ブランドや限定品などのマーケティング
に活用され、商品の希少性や高級感を演出することで「見せびらかし消費
(顕示的消費)」を刺激し、売上向上につなげることが可能です。

心理ですので、前回でそうはいっても、と言ったところです。
ちょっと自慢で使えるものに対しては、そのバックボーンや環境により
自慢する場合に逆効果にはなりえますが、そうはいっても
高い物は欲しくなる心理が働きます。
これをうまく使って消費心理を刺激されてしまっているのも事実ですからね。

実際は、この自慢や見せびらかし心理だけではなく、
高い物⇒良い物⇒安心感と言う連鎖になり、それを提供する事での
満足感と言うものが得られるのも事実です。
言ってみれば、こうやってブランドが出来、このブランド力が
価値となっているのでしょう。

敢えて高価格帯に設定し、価格に見合った価値やそれ以上の価値を提供
したり、限定生産品や期間・数量を限定した販売を行うことで、
入手しにくい特別感話醸し出したりします。
有名な人物をアンバサダーに起用したり
意図的に価格を高く設定することで、商品の価値を高く見せ、
顧客の満足度を高めステータスを感じさせる商品やサービスを提供
したりもします。
この辺りがビジネスで使えるやり方でしょうか。

ヴェブレン効果は、あくまでも「価格」と「希少性」が消費者の購買意欲
を高める心理現象であり、商品の機能や品質とは別問題です。
価格を上げるだけで売れるわけではなく、価格に見合う、
あるいはそれを超える価値を見出せる目を持たねばなりません。
売り側も、買う側もその価値に見合わないものを販売、
入手して自慢すれば、双方共に信頼は失墜しますので、
気をつけねばなりませんね。

ではまた。

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