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モチベーションの維持

 

どーもどーも、石井です。

 

前回は、物の見方からガリレオまで話が行ってしまいましたが、

今回は少し身近な話題にしたいと思います。

 

「モチベーションの維持。」

これってなかなか難しいですね。分かっていてもなかなかできないですよね。

ちょっと調べてみると、内的外的な動機づけがあるらしいです。

内発的動機づけとは…

目的に向かって行動することに、自ら意義を感じ本気でやりたいと思える動機づけのことです。

内発的動機により行動を始めることは難しいですが、モチベーションは維持されやすいです。

外発的動機づけとは…

「報酬がある」「怒られる」「減俸になる」など、なんらかの外因により動機づけをすることです。

内発的動機づけと比較すると行動に移しやすいですが、持続するのが難しくなります。

 

以前も書きましたが、

行動経済学の中では、人が行動するにはインセンティブと大義名分が必要であると言われています。

私も確かにそこに大いに賛同している人間でして、

これってこの内的動機と外的動機の合わせ技なんですよね。

ですので、モチベーションの維持って内的外的な動機が合わさる事により行動につながってくるのです。

 

ただ、間違ってはいけないことがあって、ただ自分がやりたい事、その為の動機って

途中で何かトラブったりすると、やっぱり自分では出来なかったんだと諦めてしまう。

そうではなくて、自分がやりたいことがあるならば、

そのやりたい事はどうやって人を喜ばす事が出来るのか?

そういう利他的な事を考えるとその内的動機付けが出来てくると思います。

その内的動機に基づいて、全く違う事を行っていても、それが将来やりたい事への訓練とみなす事が出来、

今やるべきことが見えてきます。

今やるべきことは与えられたことを自分を律ししっかりとこなしてゆく事です。

その先に、今やっていることが将来自分がやりたい事への近道になるってことは良くあることで、

自分がこれをやりたいから、これをすぐに学びたいとか、その方向にすぐにでも時間を割きたいとか

そう言う事は良く考えますが、大義を持って動くのであれば、今やるべきことをしっかりやって

将来を見据えそのタイミングを計る。人事を尽くして天命を待つ。そういう気持ちが大切なんでしょうね。

良く、あの時にやっておけば良かった、と思う事は、

今やりたい事ではなくて、その時にやっておくべきこと。

それが将来あの時にやっておけば、やっておく事になって繋がってきます。

それって、中々理解出来ないんですよね。

将来って目に見えないから焦る気持ちはわかるんですけど、絶対にその時点でやるべきことをしっかりと

熟していれば、それは将来自分が何を行うにしても、その時点で肥しになっているって事良くあるんですよ。

でも、今現在に焦っている人にとってはこの感覚ってわからないと思いますよね。

そうなんです。

これって経験者が語るって感じなので、経験してなければわからない感覚とでも言いましょうか。

皆先の事って読めないんです。だから不安。不安になると情緒が乱れる。

そしてモチベーションが下がる。

今はやるべきことをしっかりやって、そのことで自信をつけよう。みな楽しそうにしているけど

自分は今一所懸命にやるべきことをやって、皆が今の現状を楽しんでいるけど自分は将来皆よりもそれ以上に

楽しめる環境を作れるからこそ、今は一所懸命にやる。

その為の試練だと考えられれば、恐らく10年後20年後にはきっとそのようになっていると思います。

 

以前、著名な三味線の奏者の先生に聞いたことがあります。

当時私は45歳くらいで先生は74歳くらいだったかと思いますが、

「先生、70歳過ぎて今欲しいものはありますか?」と。

先生は「欲しいものは何歳になっても変わらないよ」と答えてくれました。

その時に私は、そうなんだ、だったら今欲しいものを手に入れるのではなく、

もっと手に入りやすい環境になってから欲しい物を手にしてもいいんだと。

何にしても焦って事はうまく進みません。

ある程度の余裕なくして冷静な判断は出来ません。

ですので、やる事やりたい事は自分の自信や環境やお金時間などの余裕をもって始める事をお勧めします。

やりたい事をやるのであれば、自分の力で余裕をもってやってみる。

その為の蓄え(自信、時間、お金、環境など)を作ってからやる。

そう言った考えから、今やるべきことをしっかりこなすことが大切になって来るのだと考えます。

先々のことを考えて行動することにより、ある程度何があっても自分の力で何とかできるようになって行く。

今までの努力、考えが先の自信を作り、今のモチベーションの維持につながってゆくと思うんです。

簡単に言うようですが、これってかなり難しいですよね。

これを見ている40代以上の方であればわかるような気がすると思いますが、あの時やっておけばよかったという感じ。

やっておけば良かったのは、やりたい事ではなく、今やるべきことをしっかりと熟してゆく。

そう言う事ではありませんか?

その時その時、与えられた使命を全うししっかりと努力してその事をこなしてゆけば、

それが一端になった時に自分の自信に繋がります。

その自信こそがその先将来を見据えての人生の中での一本の大きな柱となって自分の一生を支えてくれます。

ですので、言いたいのは今やるべきことをしっかりと熟してその事に対して自信を持つという事です。

その自信がモチベーションを維持してくれます。

少し漠然としている様で申し訳ないですが、何に自信があると言うわけではなく、自分に自信を持つという事です。

漠然とした自信。細かな事はわからなくてもある程度の事に対してはしっかり向かってゆける自信。

それには、今やるべきことをしっかりと熟して自信をつける事が重要ですよね。

それがモチベーションの維持につながってゆくのではないでしょうか。

では、また次回!

 

株式会社Progress 石井亮

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