どーも、どーも 石井です。
前回は、孫子の兵法より 兵は詭道なりを書きました。
この孫子の兵法は現代社会にとてもつながりやすく、分かりやすい兵法です。
私、個人的に孫子の兵法が大好きでして、
例えば
彼を知り己を知れば百戦して殆(あや)うからず
とか、
有名な所であれば”迂直の計(うちょくのけい)”などがあります。
これは、武田信玄が掲げた旗印
『風林火山』は、
孫子の『兵法・軍争篇』一説を引用した物なのです。
故に、
其の疾(はや)きこと、風の如く
其の徐(しず)かなること、林の如く
侵掠(しんりゃく)すること、火の如く
動かざること、山の如く
知り難きこと、陰(かげ)の如く
動くこと、雷霆(らいてい)の如し。
郷を掠(かす)むるには、衆を分かち 地を廓(ひろ)むるには、
利を分かち権を懸(か)けて動く。
「疾風のように早いかと思えば、林のように静まりかえる、
燃える炎のように攻撃するかと思えば、山のように動かない、
暗闇にかくれたかと思えば、雷のように現れる。」
兵士を分散して村を襲い、守りを固めて領地を増やし、的確な状況判断のもとに行動する。
敵より先に「迂直の計」を使えば勝つ。
これが、勝利の法則だと書かれているようです。
この迂直とは曲がりくねった道やまっすぐな道と言った意味で、
簡単に言えば急がば回れと言う事だと思います。
一番の近道は、皆が行くまっすぐな道ではなく、曲がりくねった道でも、
しっかりと調べて行けることがわかればこの道が一番早いといったところでしょうか。
確かに、分かりやすく言えば高速道路で渋滞している場合、
その渋滞の状況がわかれば、下におりて下道を行った方が早いですよね。
前回話をした、兵の道は詭道なりとも繋がっていますよね。
皆が考えることをするのではなく、皆が考えない様な事をやる。
命を賭けた戦いの話なので、ただやるのではなく、
色々と考え抜いて色々と調べて、
これも先に話したファクトベースで計算してゆく。
相手がどう出てくるかを調べ(内情を調べ)、実際どのように動いたかを知り(偵察)
事実を調べて、それに対してその動きを知ったうえで、相手に対して奇襲をかける。
相手の軍師がだれなのかを知り、その軍師が以前どの様な戦い方をやって居るかを知り、
今回はその流れに沿った場合、この先どんな動きをしてくるか?
(彼を知り己を知れば百選して殆(あや)うからず)
その相手を知ることがその先の一手を予測でき、その予測のもとに、
こちら側の次の手を打ち、相手が予想しない場所や時間や人数などで攻めれば、
必ず勝つといった、必勝法ですね。
武田信玄はこの孫子を良く学んだ事で、
当時、上杉謙信と並ぶ最強の武将に挙げられていますよね。
織田信長が、今川を破り天下を目指すきっかけとなった桶狭間の戦いなども、
この引用なのかも知れませんよね。
このままの事は呉子(孫子と並ぶ兵法書)にも書かれていますが。
あら、今回は他の事を書こうと思ったのですが、つい孫子に話が行ってしまいました。
孫子シリーズ行っちゃいますかね?(笑)
今回はこの辺で。
追伸、ブログは月1回の更新とさせていただくことになりました。